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たぶん今シーズン最後のキャンプだが、どうにもおかしな事になっている。僕は一人でキャンプをするのだけど、隣にはツマがいるのだ。なんだこれ。

中郷SAでトイレ休憩。この後、いわき駅近くのホテルでツマを降ろし、キャンプ場に向かう。ツマはライブに参戦した後そのままいわき市に泊まる。これがハイブリッドキャンプの由来。これから流行るぞー、とは全く思わない。
ところでSAの駐車場にフロンターレの選手バスが。調べてみたら今日は試合もなし、それらしい人の姿も見えない。なんだろう？

三株高原キャンプ場に到着。肌寒い。雲と青空がせめぎ合っている。2年前よりモグラ塚が増えているような…。平らな場所も少なく、どこにテントを張ろうか悩む。

日が陰ると寒いが、日が照っているとチリチリと暑い。松の木陰でのんびりできるところに設営した。一時だけ、雨がパラリと降ったがそれっきりだった。

お昼は焼肉。このキャンプ場は4月頭まで水が止められているので、今回は洗い物をしなくていいようにメニューを組んだ。
焼いて食うだけなので物足りないというかつまんない。しかし旨いことは間違いない。
ジップロックに焼肉のタレを注ぎ、漬けにしてから焼く。網はゴジゴジになってしまうが、どうせ2枚で100円の網だから使い捨て。構わない。
野菜など焼いていると練炭が足りなくなることが前回判明したので、今回はモヤシナムルをコンビニで調達。物足りないというかつまんない。
食事中、バイクが2台やってきた。何をしているのか、ヘルメットを被ったままウロウロしていたけれど、しばらくすると走り去っていった。

松本零士「悪魔伝の七騎士」を読む。去年あたりから改めて昔の作品を読み返しているところの訃報で本当に驚いた。

晩ごはんはシュクメルリ。しばらく前に松屋で話題になったサツマイモや醤油が入ったのじゃなく、本場のレシピで作ってみた。こういうのは店で出すなら日本人に合わせるのが正解だろうけど、自分で作るなら本場のレシピの方が面白いのだ。
食べてみると、確かに異国な感じがする。旨いけど、正解かどうかわからない。スパイスが1つ手に入らなかったので、本物より物足りないのは間違いない。

キャンドルランタンにLEDを組み込んだやつ。いい感じだ。実際はこの写真よりも落ち着いた暖色の明かり。市販のLEDランタンのように安っぽくなく、気分が削がれることがない。
シェードがとてもいい仕事をしていて、暖かい色味のほのかな明かりが手元まで照らしてくれる。ガスランタンに戻れなくなってしまったかもしれない。

今日は他に利用者がおらず、誰にも迷惑がかからないのでラジオをつけた。他に人がいるとうっとうしいけれど、誰もいなければそれはそれで寂しいのだ。ちょうど「イマジン」が流れてきてちょっと泣きそうになった。
ちなみにこのラジオは手回し発電ができ、ランタンにもなる防災用だが、聞いているうちにチューニングがズレたりあっというまに内蔵バッテリーが空になったりとほとんど使い物にならない。捨ててしまおうか…と思うけど、災害時にはちょっとでも使える可能性があるほうがいいのか…と捨てられずにいる。
ちなみにキャンプ場でスピーカーから音を出すのは、どんなに音を絞ってもどんなに距離があっても他の人の迷惑になるので絶対にやめてほしい。「ゆるキャン△」では動画鑑賞会とかやってるがあんなの絶対にマネしてはいけない。

この薪が燃え尽きたら寝よう。今日は曇っていて、本当に真っ暗だ。ヘッドライトの明かりが届く範囲以外、何も見えない。
ところでヘッドライトに使っていたニッケル水素電池がへたばってしまい、満充電してきたはずなのにすぐに消えてしまった。シェーバーから1本取り出し、事なきを得る。